オイル仕上げのテーブル天板の利点のひとつに、
削ってしまって、傷やシミ、汚れなどを落としてしまえる点があります。
BRUNCH専門工房では、削ってオイルを塗ってメンテナンスをする、
そんなお仕事がたくさんあります。
写真は、W2700mmのウォールナット一枚板のメンテナンスをしています。
まずは荒い番手の紙やすりで、シャキシャキと削っていきます。
大きな傷や深くまで染み込んだシミを取り除きます。
知らないと怖くなるほど、木の粉が出ます。
このサイズの天板ですと、簡単なメンテナンスでも
ヤクルトの容器一杯分くらいは出ます。
でも、ご安心ください。これでも1mmも削れません。
だいたい、0.3mmといったところ、
定規の目盛りではわからないくらいです。
1mm削ろうと思うと、手削りでは一日かけてもとても削れません。
こうやって粗削り、中削り、仕上げと削っていって、
オイルを塗って完成します。
傷も綺麗に消えて、美しく仕上がりました。
写真ですと少し白い感じですが、
実際にはしっとりとした深いウォールナットの天板となっています。
日々、工房ではメンテナンスも心を込めて作業しています。